子供のピロリ菌の感染と検査

子供のピロリ菌の感染と検査 ピロリ菌は、0から5歳の子供のころに感染する可能性が高くなります。
除菌をしないと、一生胃の中に生息することになり、胃がんなどのリスクを高めてしまう原因となってしまいます。
0から5歳までの子供は、免疫力が弱く、胃の中の胃酸も弱いため、ピロリ菌が生き延びやすい環境にあるため、この頃に経口感染によって感染します。
感染経路として、以前は水道水からの感染もありましたが、水道設備が整っている現在では、親が食べ物を噛み砕いて口移しであげることによって感染するケースが多くなっております。
ピロリ菌は親が感染していると子供も感染している可能性が高いため、感染予防をする必要があり、検査をしてみることも必要となります。
ピロリ菌の除菌は、胃の痛みや不快感などの症状がない場合には急いで除菌する必要はなく、小さいうちに除菌すると抗体がなかなかできず、偽陰性になったり、再感染する場合もあります。
胃の痛みや不快感があり、検査で胃潰瘍や十二指腸潰瘍などの病気が出た場合には、除菌をすることを検討する必要があります。

高齢者に感染者が多いピロリ菌の検査方法

ピロリ菌は、生息不可能とされていた強酸性の胃の中で1983年に発見されたグラム陰性微好気性細菌であり、この菌はウレアーゼを分泌する事により胃粘液中の尿素をアンモニアと二酸化炭素に分解し、分解した強酸性アンモニアで局所的に胃酸を中和する事で生息しているとされています。
ピロリ菌は、慢性胃炎や胃潰瘍、十二指腸潰瘍などの疾患を誘発するとされ、胃がんなどの悪性腫瘍の原因となる病原菌です。
ピロリ菌は、60歳以上の高齢者の感染率は約80%と非常に高く、40歳〜50歳代は約40%〜約70%、30歳代は約30%と年代が低くなるほど感染率が低くなる傾向があり、高齢者ほど除菌治療による胃がんの発生抑制効果が低くなるので出来るだけ早い除菌治療を受診するべきです。
ピロリ菌検査には、内視鏡により採取した胃の組織で迅速ウレアーゼ試験や鏡検法、培養法などの検査方法と内視鏡を使用せず採血などによる抗体検査や尿素呼気試験、便中抗原測定などがあり、複数の検査による判定がより正確です。